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スモーク
≪映画感想「スモーク」≫

ぼくは特に煙草は吸わないし(酔ったときに吸うことがあるが)、思い入れもないけれど、映画のなかの喫煙シーンに魅力があるのは確かだ。
映画という、限られた時間のなかにギュッと物語を圧縮した媒体のなかで、ふと登場人物がゆったりと煙草をくゆらせる・・・そんな弛緩した時間感覚が魅力的なのだと思う。この映画は意外に喫煙場面が魅力的に撮られているわけではないけれど(煙草は日常的なアイテムだ)、そういう弛緩した時間の魅力を感じた。

地味な映画。
劇的なエピソードがあるわけではなく、映像もフィックス・・・固定画面主体で、技巧を凝らした映画が好きな僕は苦手なタイプだけれど、不思議と画面に吸いつけられるものがある。ぐいぐいと引き込まれるのではなくて、すーっと入り込むような、そんな感じ。この映画、会話がとてもいい気がする。
(断定できないのは、まぁ、そこまでの英語力がないからだけれど)

煙草屋の親父の「写真」への思い。
小説家が時折披露する「煙草」のあれこれ。「親子」の話。
車の修理工が語る「過去の傷」。
・・・・彼らがふと語るその言葉の数々は、けっして特別なものではないれど、深み・・・コクを感じさせる(それを語る役者もきっといいのだ)。特別なものはないけれど、なんだか輝いて見える。それは映画全体にも言えること。

映画の締めくくりのエピソード、オギー・レンのクリスマス・ストーリー(回想場面での、紫煙のようなモノクロ映像が美しい)が象徴するように、これは知り合いからふと聞いたような、「ちょっと変わった、でもなんとなくいい話」(それらを少しずつ、ずらしていくような構成がとても上手い)。
・・・気負わない、そんなところが魅力的だった。

スモーク
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テーマ:今日のレンタルDVD/ビデオ - ジャンル:映画

コメント
この記事へのコメント
お、SMOKE観たんやね。
地味な映画か。
確かにそう。
でも、それでもオレの好きな映画ベスト3に入ってる。
体格のいい黒人が子供に語るシーンはすごく好きやね。
あの俳優好き。
ラストのクリスマスの話は泣きながら観た記憶がある。
2006/03/15(水) | URL | bure #ej2ZCMbQ[ 編集]
この映画では「地味」というのは、
誉め言葉になるかもしれませんね。

体格のいい黒人・・・
フォレスト・ウィティカーですね!
あの人は愛嬌があって、ぼくも好きです。
しかし、この人ぜんぜん老けないなぁ。

クリスマスの話は・・・
DVDの表紙にもなっている、
おばあちゃんが顔をギュッと押しつける場面に
ジーンときましたね。
最後の最後に、ドアを閉める音だけするのが、
またなんとも。
2006/03/16(木) | URL | エクセルシオ #STO9711o[ 編集]
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選択と集中とは、経営戦略の1つで複数ある商品や事業部門を絞り込み、絞り込んだ商品や事業部門を集中的に強化することによって競争力を向上させ、企業全体の収益を高める経営戦略 http://sefure2.misterblackband.com/
2008/11/15(土) | URL | #-[ 編集]
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