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グッドナイト&グッドラック
≪映画感想 『グッドナイト&グッドラック』≫

伝説のジャーナリスト、エドワード・R・マローを描いた映画。
同じくジャーナリストを描いた映画には大傑作「インサイダー」があった(マローの名前が登場します。字幕では違うけど・・・)けれど、これは全く正反対のベクトルの映画。けれど、根っ子にある魅力は同じなのは面白いところ。

一見、ストイックな映画。
実にシンプルでタイト(上映時間わずか93分)なのは事実だけど、表面的な事実を追いかけるだけには終始していない。セリフが非常に多いけれど、しかし映画らしい映画でもある(カメラワーク&編集が巧み)。そしてまるで「行間」を読ませるような映画。・・・バランスが絶妙。ジャズの使い方といい、すごくセンスもいい。本人以上に本人らしいんじゃないか、と思わせるデヴィッド・ストラザーンもすごく良くて、番組の〆に使うセリフ・・・"Good Night,and Good Luck."にホレボレ。総じてカッコイイ、とにかくカッコイイ映画。

さて。実にドラマティックな物語だ。けれど安易な偉人伝にはなっていない。マッカーシー議員との対決だけでなく、TVの没落・・・そこまで踏み込んだ脚本もいい。シンプルな映画ながら、意外なくらい奥行きのある映画でもある。

マローは、娯楽へ逃避することに警鐘を鳴らし、知性と教養の大切さを訴える。・・・正論ではある。けれど正直、「堅い」。しかしこの映画ではそれが不思議なくらい素直に響いてくる。
監督ジョージ・クルーニーは、マローのメッセージを大切にしたような・・・まるでニュース番組を見るようなタッチで描きながらも、しかし映画としての面白さも忘れず、知性から滲み出る魅力を見事に抽出した。だから、マローのメッセージも素直に響き、そして魅きつけられるものがあるのだろう。

ラストシーン、"Good Night,and Good Luck."・・・遠ざかる足音。完璧。
とても知的でカッコイイ映画。社会派ドラマと言い切ってしまうのは惜しい。

グッドナイト&グッドラック

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