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ナイロビの蜂
【映画感想 『ナイロビの蜂』】

「シティ・オブ・ゴッド」の監督の作品。ということを期待していたら、ちょっと当ては外れるか。技巧に凝りに凝った、ノリのいいあの映画とは違う。どちらかといえば、抑えめでゆったりした映画。でも、これもいい映画なのは確か。

物語に横たわるのは、社会派ドラマ、サスペンス、ラブストーリー。それぞれの要素がうまく溶けあっていて、お互いを高め合っている。強烈なものはないけれど丁寧につくられた、小説的な感覚の映画。その味わいを殺さない程度に凝った演出に好印象。・・・荒々しいが活気に溢れたナイロビ。整然としているがどこか寒々しいロンドン。その対比も見事。

さらに、映画を支える登場人物/俳優の魅力もいい(さすがは、前作で素人からあれだけの演技を引き出してみせた監督らしい)。物語の核にいるのはヒロイン、テッサ。彼女は熱心な活動家という設定。・・・こういうキャラクターは平面的になりがち。でもこの映画では。陰影があり・・・血の通ったキャラクター。だからこそ、情熱的な彼女の魅力がひしひしと伝わってくる。
くわえて、脇を固める登場人物もみな立体的で。物語を紡いでいく彼らの魅力が映画を牽引していく。「物語」だけでなく、「登場人物」も大切にされた印象の映画。主人公演じるレイフ・ファインズの繊細な演技が、それをよく現していると思う。

それゆえ。選択としてはすっきりしない、納得がいかない人もいるだろうラストも、味わい深いものがあり。温もりがある。・・・・静かな余韻が続く。

ナイロビの蜂
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テーマ:ナイロビの蜂 - ジャンル:映画

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