空想と現実と。エクセルシオの気ままなブログ。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ダーク・ウォーター
【映画感想 『ダーク・ウォーター』】

なぜなぜ、『モーターサイクル・ダイアリーズ』の名匠がホラーを???
・・・が、意外と監督らしい映画になっていてホッとする。『セントラル・ステーション』系譜の映画だと思えば納得。ただ恐怖演出に関しては、あんまり上手くなかった気がする。音には「らしい」こだわりを感じるも、観客をじりじり心理的に追い込むような緊迫感が希薄。あまりそういう部分に頓着してない印象さえある。吃驚するくらい、怖くない(笑)。

で、つまらない映画かというと。そうではなく。
人物描写が丁寧。脇役の描写の皮肉さ、冷静さ(人を心配をしているようで実は無関心だったり)もさりげないが一味違う。普通ならサブエピソードで終わりそうな「離婚問題」も、物語に深く食い込んでくる。人間ドラマとしてしっかり造り込んである。

主人公を演じる、ジェニファー・コネリーがとても良かった。
「ビューティフル・マインド」での包容力と「砂と霧の家」での脆さ、複雑さ。その両方をここでは見せてくれる。元々ホラー・クイーンだけあって、映画の雰囲気にもピッタリ。・・・雨がたえず降り、重く寒々しいルーズベルト島の街並み。ムードのある中、彼女が直面する不可思議な出来事を通して、しだいにドラマ・・・「心の傷」「母と子の絆」が絡み合い、ジワジワと深まっていく過程に引きつけられる。

ホラー/サスペンスと、ドラマとしての部分の剥離は気になるものの。
あら筋はホラーらしい映画なれど、そこに情感がこもるとこんなにも違ってみえる。ラスト、哀しみの中にある優しさ。繊細な味わいに胸が締めつけられる。

ダーク・ウォーター
スポンサーサイト

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。